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「聖徳」について
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日本書紀の巻廿一(α群)に「厩戸皇子、更名豊耳聡聖徳、
或名豊聡耳法大王、或云法主王」(用明天皇元年)とあるが、
この中の特に「聖徳」という名辞についても実は巻廿二(β群)に
関連記事が載る。太子が亡くなった際の高麗僧慧慈の誓願の言。
為皇太子、請僧而設斎。仍親説経之日、誓願曰、
「於日本国有聖人。曰上宮豊聡耳皇子。固天攸縦。以玄聖之徳、生日本之国。
苞貫三統、簒先聖之宏猷、恭敬三宝、救黎元之厄。是実大聖也。
今太子既薨之。我雖異国、心在断金。其独生之、何益矣。
我来年二月五日必死。因以遇上宮太子於浄土、以共化衆生。」
於是、慧慈当于期日而死之。是以、時人之彼此共言、
「其独非上宮太子之聖。慧慈亦聖也。」
(※日本書紀・推古天皇二十九年二月)
ここに「以玄聖之徳、生日本之国」と出てくるのが、それである。
「玄聖」の「玄」が「弦」に通じるのは明らか。「勾・股・弦」の「弦」だ。(※「勾・股・弦」は「三・四・五」。『周牌算経』を参照)
そして、「5×5」=「25」という九九が、「2月5日」という月日に繋がる。
「2月」は「翼月」(Phālguna)、「徳月」(Phālguna)である。 (※以下の《補足1》を参照)
これは、セム系の文化圏の「ΣBΘ」に当たるが、その「ΣBΘ」は、 (※以下の《補足2》を参照)
「七」を意味する「ΣBOA」(娑婆)の関連語である。そういう話ゆえ、
「2月5日」という月日は、「2+5」としての「7」、を示してもいるだろう。
《補足1》
月宿の【張】は「Pūrva・phālgunī」(舍頭諫経では「前徳」)に当たり、
【翼】は「Uttara・phālgunī」(舍頭諫経では「北徳」)に当たる。尚かつ、
「翼月」(春二月)のインド名は「Phālguna」(これは「phālgunī」の変化)。
つまり舎頭諫経の翻訳方式では、「Phālguna」は「徳月」と漢字表記できる。
《補足2》
「翼月」が古代日本の何月に当たるかについては、
http://d.hatena.ne.jp/ywrqa/20090820/1250736260を、
「翼月」がセム系の文化圏の何月に当たるかについては、
http://d.hatena.ne.jp/ywrqa/20090821/1250819498を、
それぞれ参照されたし。
或名豊聡耳法大王、或云法主王」(用明天皇元年)とあるが、
この中の特に「聖徳」という名辞についても実は巻廿二(β群)に
関連記事が載る。太子が亡くなった際の高麗僧慧慈の誓願の言。
為皇太子、請僧而設斎。仍親説経之日、誓願曰、
「於日本国有聖人。曰上宮豊聡耳皇子。固天攸縦。以玄聖之徳、生日本之国。
苞貫三統、簒先聖之宏猷、恭敬三宝、救黎元之厄。是実大聖也。
今太子既薨之。我雖異国、心在断金。其独生之、何益矣。
我来年二月五日必死。因以遇上宮太子於浄土、以共化衆生。」
於是、慧慈当于期日而死之。是以、時人之彼此共言、
「其独非上宮太子之聖。慧慈亦聖也。」
(※日本書紀・推古天皇二十九年二月)
ここに「以玄聖之徳、生日本之国」と出てくるのが、それである。
「玄聖」の「玄」が「弦」に通じるのは明らか。「勾・股・弦」の「弦」だ。(※「勾・股・弦」は「三・四・五」。『周牌算経』を参照)
そして、「5×5」=「25」という九九が、「2月5日」という月日に繋がる。
「2月」は「翼月」(Phālguna)、「徳月」(Phālguna)である。 (※以下の《補足1》を参照)
これは、セム系の文化圏の「ΣBΘ」に当たるが、その「ΣBΘ」は、 (※以下の《補足2》を参照)
「七」を意味する「ΣBOA」(娑婆)の関連語である。そういう話ゆえ、
「2月5日」という月日は、「2+5」としての「7」、を示してもいるだろう。
《補足1》
月宿の【張】は「Pūrva・phālgunī」(舍頭諫経では「前徳」)に当たり、
【翼】は「Uttara・phālgunī」(舍頭諫経では「北徳」)に当たる。尚かつ、
「翼月」(春二月)のインド名は「Phālguna」(これは「phālgunī」の変化)。
つまり舎頭諫経の翻訳方式では、「Phālguna」は「徳月」と漢字表記できる。
《補足2》
「翼月」が古代日本の何月に当たるかについては、
http://d.hatena.ne.jp/ywrqa/20090820/1250736260を、
「翼月」がセム系の文化圏の何月に当たるかについては、
http://d.hatena.ne.jp/ywrqa/20090821/1250819498を、
それぞれ参照されたし。
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